ライトノベル ブルー・ハイドレード レビュー

タイトル ブルー・ハイドレード 〜融合〜
著者 海原零
イラスト 遠藤将之
出版 スーパーダッシュ
発売日 2004年6月


執筆者:jade 評価:
「銀盤カレイドスコープ」の著者ということで作家買い(笑
訓練中の優秀な士官候補生8人を乗せた潜水艦が敵艦と接触し、戦闘へと突入。無能な上官の指揮により窮地に追い込まれる中、候補生たちは生き残るために上官に反旗を翻すというのがこの物語のあらすじ。
単に候補生VS上官という図式にならず上官に逆らうべきではないというスタンスの人間が士官候補生の中にもいるため、艦内は様々な思惑が飛び交い混乱状態になります。このため先の展開がまったく読めないので非常に読み応えがありますね。ただし絶体絶命の危機→間一髪で回避の繰り返しなので後半になって多少マンネリが感じられるのが難点ですね。
それから登場人物が多すぎるため、一人一人の掘り下げが浅く、キャラの魅力がほとんど引き出せていないところも気になります。シリーズ化を前提とした作品なのでこれから少しずつ引き出していくつもりなのでしょうがここまでのところ気になるキャラが一人もいないというのは不安ですね。
魅力的だった特殊な舞台設定も無くなり、次巻以降も期待できるかと問われると首を横に振らざるを得ません。海原さんのことだから驚くような設定を用意していると思いたいのですが…
それでもこの巻に限れば十分評価できる物語だと思います。


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